製造原価報告書の見方 材料費の内訳

製造原価報告書の見方のところでは、
説明を簡単にするため、
材料費=300としました。

→製造原価報告書の見方

通常、材料費の内訳は、次のように表示されています。

期首だとか、棚卸高とか、ややこしい言葉が出てきましたので、
なじみのある言葉でいいかえると、次のとおりです。

前期末の材料在庫150+当期材料仕入額400=計550、
550-当期末在庫額250=当期に使った材料(材料費)300
という計算になっています。

「材料」→「商品」と読み換えると
売上原価の内訳と全く同じになります。
計算の流れも説明も、全く同じです。

次のリンク先も参考にしてください。

流れを考えるにあたっては、やはり
倉庫番の気持ちになると分かりやすいです。
工場長から材料入出庫を管理する材料倉庫番を任されたと仮定して、
以下、簡単に図表解説をしておきます。

材料倉庫番の仕事

工場長から材料倉庫番を任されました。
「決算日になったら、仕入材料のうち、使った分を報告するように」
という指示を受けています。

決算日である令和×2年3月31日が終わりました。
材料倉庫番として使った分の計算にとりかかります。

(前期末の材料在庫がある場合)

記録を確認したところ、前期末の材料在庫が150ありました。
■同じく、今年に入庫された材料は全部で400でした。
■決算期末の材料在庫を確認したところ、在庫金額は250でした。

今年に工場で使った材料はいくらになるでしょうか。

今年、使用可能だった材料は全部で550です。
前期末の未使用材料150は、今年使うことができますし、
当期の仕入れ材料400も、そのまま使うことができます。
前期末の材料在庫150+当期材料仕入額400=550です。

前期在庫を合わせて
550を
仕入れましたけれども、
材料在庫250が未使用ですので、
使った材料は550-250=300となります。

製造原価報告書で表現すると、次のとおりです。

材料倉庫番は
当期に使った材料=前期末の材料在庫+当期材料仕入額-当期末の材料在庫
と計算して工場長に報告します。
製造原価報告書「材料費」内訳の流れ通りです。

材料も棚卸(たなおろし)が重要

材料費は労務費、経費、完成品、未完成品と同様に、
売上原価の計算に関係します。

売上高-売上原価=売上総利益(もうけ)
ですので、
材料費の計算がいいかげんだと、
売上原価の計算もいいかげんなものとなり。
もうけの計算もいいかげんなものになります。

会社の現状、実態を把握できなくなり、
最悪、経営判断を誤ることになります。

売上原価を正確に計算するには、
「毎期の材料在庫額」をきちんと集計する必要があります。

棚卸の詳しい内容は、次のリンク先をごらんください。

→もうけを計算するには棚卸が重要

「材料費の内訳」の説明は以上になります。

→製造原価報告書の見方「材料費」に戻る

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