トップページ > 創業融資を自分でやる! > プロに作ってもらえば融資は有利?
結論からいうと、
 関係ありません。
 むしろ、逆効果になる可能性があります。
 
 創業融資で金融機関が重視する点は2つです。
 
 ①社長には事業に対する熱い想いがあるか
 ②社長はお金をきっちり返せる人か
創業計画書を自分で作成せず、
 プロに丸投げして作ってもらったとします。
 金融機関は次のように判断します。
 「これから自分自身が行う事業の計画なのに、他人に作ってもらっている。
 ①社長には事業に対する熱い想いはない。
 他人が作った計画について社長は責任を負えるのか、いや負えない。
 ②社長は責任感が薄い。お金をきっちり返せる人ではない。」
 融資獲得に不利になるといわざるを得ません。
 
 「バレなければ問題はない」
 といわれれば、確かにその通りですけれども、
 金融機関側は何人もの社長を見てきておりますし、
 審査面談は社長が1人で受けます。
 創業計画書の文面や面談での質疑応答から、
 他人任せにしたことは見抜かれると思ってください。
 
 のちほど説明しますけれども、
 金融機関は①事業に対する熱い想い、②きっちり返せる人柄の証拠として、
 コツコツためてきたお金(自己資金)と事業経験を高く評価します。
自己資金と、豊富な事業経験によって高く評価されるはずだったのに、
 創業計画書の作成を他人任せにしてしまったため、
 イマイチな結果に終わってしまった、
 というのはもったいない話です。
 
 融資実績としても、
 金融機関から高い評価を得て、良い結果に結びついているケースは
 社長ご自身が創業計画書を作成した場合です。
どんな専門家に作ってもらったとしても、
 結局、見込み、青写真にすぎないからです。
 
 都合の良い数字を並べた、夢のような売上計画よりも、
 「社長であるわたくしは、こんなに熱い想いを持っています」
 「経営に必要な最低限の数字の知識をもっています」
 ということを相手にアピールする方が大事です。
 そのためには、たとえ完璧でなくても、
 創業計画書と資金繰り表を自分で作るのが一番です。
 
 プロに任せても融資は有利にならないし、
 むしろ自分で作った方が金融機関の評価が高くなり、良い結果に結び付く。
 今後の経営や将来の資金調達にも役立つ。
 であれば、すべき選択は、
 創業融資を自分でやる!
 です。
 
 それでは、さっそく、
 創業融資とはどんな内容の制度なのか、
 全体像や流れについて整理していきしましょう。
画面トップへ▲