トップページ > 創業融資を自分でやる! > 創業計画書とは?資金繰り表とは?
創業計画書とは、
事業を始めてから1年のうちに
どれくらいの売上が出て、利益はどれくらいになるのか、
という予定表です。
売上、利益の予定表は、通常、事業計画書と呼ばれます。
創業計画書は会社1年目の事業計画書といえます。
資金繰り表とは、
会社の現金と預金通帳残高の1年の動きはどのようになるのか、
という予定表です。資金収支表、資金収支計画とも呼ばれます。
資金繰り表は銀行に融資を申し込むために必要になります。
会社に利益がでるかどうかも重要ですけれども、
銀行が一番関心を持つのは、
借金を返済するための現物のお金がきちんと会社にあるのか
ということです。
黒字倒産という言葉を聞いたことがあると思います。
利益が出ていることと、現物のお金があることとは別の話です。
例えば、商品を掛け(後払い)でお客様に渡せば売上と利益が出ますが、
お客様が掛けを支払ってくれない限り、お金は増えません。
この状態で、仕入先に支払いをすると、むしろお金は減ってしまいます。
売上利益があがっていても、お金が無くなって取引ができなくなれば倒産です。
創業計画書は売上利益の予定表ですので、
正確なお金の動きが分かりません。
このため、
現物のお金の動きが分かる資金繰り表が融資申込みに必要とされます。
創業計画書と資金繰り表とは、
一体どんな形のものなのか、実際にお見せします。
毎月どのくらい売上と利益がでるのかを表しています。
この創業計画書は、公庫や信用保証協会が指定するものとは
形が違いますけれども、内容は同じです。
この「月ごとの創業計画書」を元にして、
それぞれ指定の様式に書き込んでいきます。
ただし、
数字を並べただけでは説得力がありません。
指定の創業計画書を作成するにあたっては、
事業内容や商品のセールスポイントなど、
売上と利益の根拠となる文章も考え、書き込んでいく必要があります。
資金繰り表は、
毎月の預金通帳の動きを、動いた理由ごとに整理した表です。
上の「月ごとの創業計画書」を元に作成します。
矢印はお金の流れを表しています。
例えば、
4月初めの預金残高200万円は、4月末には20万円になっています。
その理由は、会社設立に30万円、内外装に100万円、敷金に50万円、合計180万円
使ったからです。
4月末の預金残高20万円は、5月初めの預金残高20万円につながります。
お金が毎月どのように動くのかを表しています。
当事務所のホームページを、
サイドメニューの順番どおりに見ていけば、
これら創業計画書と資金繰り表の内容を理解したうえで、
社長ご自身の手によってすべて作れるようになります。
ご自身で作ることによって、
融資を得る上でも、今後、会社を経営していく上でも、
多くの利点があります。
次に、それを説明します。
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