創業計画書の「数字の部分」の詳しい内容については
次のリンク先をご覧ください。
減価償却費が多ければ多いほど、金融機関の印象も良くなるのでしょうか?
機械の減価償却費を毎年計算しておけば、買い替えに必要なお金が口座に貯まりますか。
売上総利益率や流動比率など、経営分析もしておいた方が良い感じじゃないですか?
減価償却費の計算方法ですけれども、ホームページで説明しているのは定額法ですよね?
HP集客の場合、売上=アクセス数×ヒット率(成約率)×客平均単価と見込んで良いですか?
エクセルの創業計画書と資金繰り表を千円単位で作りたいんですが?
減価償却費の方が、利益よりも大きくなるんですけど、問題ないですか。
創業計画書の単位=万円、千円未満の数字は切り上げですか?切り捨てですか?
無料エクセルソフト「創業計画書を自分で作る!」を上手くダウンロード出来ません。
無料エクセルソフト「創業計画書を自分で作る!」がMac等で上手く動きません。
エクセル2007を使っています。マクロを有効にする方法を教えてください。
「④季節性の調整」の最後の月の数量が多くなっています。エラーですか?
原価150円の商品を、ひと月に1万個売るには、いくらで売れば良いと思いますか?
個人事業主の場合、人件費に個人事業主への給料は含まれないんですか?
減価償却費は運転資金の中に含めて記載すればよろしいのでしょうか。
設備資金と運転資金の融資を希望する場合、どちらの返済期間を使えばいいですか。
借入申込書の中で「借りたお金の使いみち」はどのように記入すれば良いですか。
エクセルソフトの「年間営業日数」を祝祭日なども含めた営業日数にしたいです。
個人事業主の場合、「法人税等」をどのように変更すればよいですか。
個人事業主です。見込み税引後利益は、必要な税引後利益を少し上回っていれば良いですか。
小売雑貨店を開業する予定です。面積で売上を見込む方法はなんだかしっくりきません。
「資金の調達方法と使いみち」について中小企業診断士が正反対のことを言ってきます。
信用保証協会の創業計画書で、2年目以降の売上は1.1倍程度で良いのですか?
月次創業計画書や資金繰り表は1年分だけ作成すれば大丈夫なのでしょうか?
開業後、ひと月まるまる営業を行わない月があります。エクセルソフトは使えますか?
エクセルソフトをダウンロードして開いたところ、どうもボタンの図形が変な気がします。
オフィス365エクセルで、マクロを有効にしたのに動きません。
お店の回転率とは何ですか?
飲食店の売上見込みに良く使われるようですが。
お店の回転率の計算式は次のとおりです。
お店の回転率=1日に入るお客様の数÷お店の座席数
1日にお店が何回満員になるのか、という意味です。
例えば、座席が50席で、1日に100人のお客様が入れば、
お店の回転率は、
100人÷50席=2回転
となります。1日に2回、お店が満員になる人数のお客様が入ります。
また、1日に25人だけお客様が入るのであれば、
お店の回転率は、
25人÷50席=0.5回転
となります。満員には届かず、席の半分だけ埋まることを意味します。
売上見込みに使う場合は、
売上=客単価×お店の座席数×お店の回転率×営業日数
という計算をしますが、回転率の計算式のとおり、これは結局、
売上=客単価×1日に入るお客様の数×営業日数
と同じです。
売上見込みの計算に使う以外にも、
1日の目標売上高を達成するには、座席がどれだけ埋まれば良いのか、
感覚としてつかむのに便利です。
例えば、
1日の目標売上高が40,000円で、
客単価は1,000円、お店の座席数が50席だとします。
目標客数は40,000円÷1,000円=40人ですので、
お店の目標回転率は40人÷50席=0.8回転=80%となります。
1日にお店の席が8割埋まれば、目標売上が達成できるのだな、と分かります。
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簡易キャッシュフローの考え
「1年間に稼ぐお金=減価償却費+利益」
であれば、減価償却費が多ければ多いほど稼ぐお金も多くなるので、
金融機関の印象も良くなるのでしょうか?
費用の減価償却費が増えれば、その分利益が減りますので、
結局、稼ぐお金はほとんど変わりません。
正確には、「増加した減価償却費×税率」分だけお金が少し増えますが、
減価償却費を増やすために、売上利益の増加につながらない、
固定資産に大きなお金を使ってしまっては、本末転倒です。
融資の使い道として、金融機関にも疑問に思われてしまう可能性があります。
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減価償却費は会社にお金を貯める効果があると聞きました。
耐用年数10年の機械の減価償却費を毎年きちんと計算するつもりです。
10年後、買い替えに必要なお金が口座に貯まっていると考えてよいですか。
貯まりません。
減価償却費にお金を貯める効果があるとしても、
それ以外の経費にお金を多く使えば、当然、口座残高は減ります。
買い替え用にお金を貯めたいのであれば、
減価償却費とは関係なく、
預金口座にお金をコツコツ積み立てていくしかありません。
減価償却費のおかげで、
気付いたら買い替えに必要な資金が口座に貯まっていた、
などということはあり得ません。
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売上総利益率や流動比率、棚卸資産回転期間など、
経営分析もしておいた方が良い感じじゃないですか?
する必要はありません。
都合の良い数字はいくらでも作ることができるからです。
売上と利益があがって、きちんと借金を返せる、
というアピールができれば十分です。
分析に力を入れるよりも、
売上の根拠説明をしっかり書くようにします。
金融機関担当者によると、
「経営数値にしろ、資金繰り表にしろ、
売上あっての話なので、売上の根拠をしっかり説明してほしい」
とのことです。
売上の根拠として、
創業計画書の「文章の部分」で
他の会社が持っていない、
社長の事業経験を元にした強み、独自性の高い強みを
アピールする方が重要です。
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減価償却費の計算方法について質問です。
定率法の方が減価償却費の金額が大きくなるので有利と聞きました。
ホームページで説明しているのは定額法ですよね?
おっしゃるとおり、定額法です。
定率法を使えば、たしかに減価償却費が大きくなります。
減価償却費が大きくなると利益が減り、税金も減るので
節税という観点からは定率法が有利です。
しかし、
創業計画書上は、利益が出ることをアピールするのが重要です。
業績アピールという観点からは減価償却費が少なくなる定額法の方が有利です。
また、計算方法が簡単で分かりやすいということもあり、
定額法を使って説明しております。
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広告宣伝の方法として、ホームページを使います。
売上見込みを計算する方法として、
売上=アクセス数×ヒット率(成約率)×客平均単価という方法でも良いですか?
まだ開業前で、アクセス数もヒット率(成約率)も未知数です。
それよりは、
消費者がその商品・サービスに年間どれくらい使うのか、統計データを参考にしたり、
前職での経験に基づいた見込み、
とした方が無難だと思います。
SEO(インターネットの検索結果で上位表示させる技術)対策によって
アクセス数が伸び、売上も伸びる、という方がいらっしゃいますが、
仮にアクセス数が伸びても、商品・サービスが平凡なものだと、
成約には全くつながりません。
アクセス数とヒット率の売上見込みが説得力を持つのは、それらの実績があり、
他社には負けない、独自性の高い商品・サービスを扱っている場合といえます。
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エクセルの創業計画書と資金繰り表を千円単位で作りたいんですが?
その場合、はじめから単価と金額を千円単位で入力していきます。
単価が1,200円なら1.2千円、800円なら0.8千円として入力していきます。
エクセルの一番上「①売上高と費用の見込み」の下の単位を「千円」とします。
最後にできあがる、円単位の提出用シートを直接、千円単位に直すことも可能です。
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減価償却費は商品からも発生するんですか?
減価償却費は商品からは発生しません。
売上を得るためにどれだけお金をかけたか、
はっきり分からない車や建物、機械、備品の場合に
減価償却費が発生します。
詳しくは次のリンク先をご覧ください。
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減価償却費の方が、利益よりも大きくなるんですけど、問題ないですか。
問題ありません。
減価償却費は機械や備品などの固定資産にかかる経費にすぎません。
売上100-経費(減価償却費)80=利益20
という場合もありえます。
固定資産を多くもつ会社は、減価償却費も多くなりますので、
利益よりも減価償却費の方が大きくなることは普通にありえます。
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公庫の創業計画書は「万円」単位、
信用保証協会の創業計画書は「千円」単位になっています。
万円、千円未満の数字は切り上げですか?切り捨てですか?
19,500円の場合、どのように記入すればよいですか?
特にルールはありません。
切り上げ、切り捨てどちらか1つに決めて書いても良いですし、
数字によって切り上げにしたり切り捨てにしても
細かく突っ込まれることはありません。
19,500円の場合、
公庫の創業計画書では「2万円」または「1万円」、
信用保証協会の創業計画書では「19千円」または「20千円」
と記入すれば大丈夫です。
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「創業計画書の数字の部分を作る ①~⑥創業計画書」
のところにあるエクセルソフトを上手くダウンロード出来ません。
どうすればよいですか。
当事務所から直接、メールでソフトをお送りします。お気軽にご連絡ください。
これまでに、以下のようなトラブル問い合わせがあります。
■ソフトはダウンロードできたが、なぜか文字化けする。
■エクセル2011でデータを開くと、
「営業日数」シートの緑色の箇所が入力できるはずなのに入力できない。
これらは原因不明ですが、
直接、メールでお送りしたソフトは問題なく動いたとのことです。
みなさま問題なく使えるようにするため、
トラブルやエラーをご連絡いただけると、とても助かります。
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Macを使っています。
「創業計画書を自分で作る!」をダウンロードしても上手く動きません。
どうすれば動きますか?
動かない原因は、
ウインドウズのマクロがMacで上手く機能しないことにあります。
King softオフィスも
エクセルマクロが一部機能しないため、上手く動きません。
申し訳ないのですけれども、ウインドウズエクセルをお使いください。
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エクセル2007を使っています。マクロを有効にする方法を教えてください。
画面左上のエクセルボタンを押します。
↓
下の方にある「オプション」を選択します。
↓
「セキュリティセンター」を選択し、
「セキュリティセンターの設定」ボタンを押します。
↓
「マクロの設定」→「すべてのマクロを有効にする」にします。
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損益分岐点売上高を計算したいと思います。
貸倒引当金繰入額は変動費と固定費のどちらになりますか?
迷ってしまった費用は無視してもいいですか?
貸倒引当金繰入額は売掛金残高の一定割合で計算されます。
売上高との間に、はっきりとした増減関係がありませんので
固定費となります。
次に、迷ったからといって一部の固定費を無視してしまうと、
損益分岐点売上高が実際よりも小さく計算され、
経営判断を誤ってしまうおそれがあります。
例えば、実際は
■限界利益率20%
■固定費100万円
■損益分岐点売上500万円のところ
固定費を20万円無視して80万円にしたとします。
すると、
■損益分岐点売上400万円となり、
100万円小さく計算されます。
この400万円を売上目標として事業を行い、
420万円の売上を達成したとしても、黒字にはなりません。
420万円×20%-実際の固定費100万円=▲16万円の赤字
になるからです。
このような判断誤りを防ぐため、
固定費は漏れなく集計する必要があります。
正確でなくても良いですので、
実際の金額に近い固定費を使って計算します。
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アルバイトの給与は変動費と固定費どちらですか?
忙しくなると、売上と共にアルバイトのシフトも増えます。
しかし、売上が2倍になっても、
アルバイト給与も2倍にはなるとは限りません。
商品サービスの種類によって倍率はまちまちです。
迷ったら固定費にします。
損益分岐点売上が高めに設定され、厳しい金額になります。
上記Qと同様に、
「売上が損益分岐点売上を超え、黒字だと思って安心していたら
決算をみてみると赤字だった」
という経営判断の誤りを防ぐ目的です。
数値例は次の通りです。
■売上見込500万円
■アルバイト給与見込300万円(毎月平均25万円)
■固定費100万円
▼アルバイト給与を変動費にした場合
・変動比率=300÷500=60%
・限界利益率=100%-60%=40%
・固定費100万円
・損益分岐点売上=100万円÷40%=250万円
▼アルバイト給与を固定費にした場合
・変動費なし
・固定費100万円+300万円=400万円
・損益分岐点売上=固定費=400万円
以上のとおり、
固定費にすることで損益分岐点売上が高めになり、経営判断の誤りを防止できます。
もちろん、売上が2倍になったら、アルバイト給与も2倍になる
という、はっきりとした関係があれば、
アルバイト給与は変動費です。
あくまでも、
変動費と固定費どちらか判断がつかないという場合の対応です。
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エクセル「創業計画書と資金繰り表を自分で作る!」の中の
「④季節性の調整」のところで質問です。
何も調整していないのに、最後の月の数量が多くなっています。
エラーですか?
エラーではありません。
季節性を反映した数量は1個に満たない端数を切り捨てています。
このままだと、④季節性を反映した年間数量合計と①見込年間数量が一致せず、
数量のつながりが分かりづらくなってしまいます。
そこで最終月を使って調整し、
①と④の数量が一致するようにしています。
つながりが分かりやすくなります。
最終月を多めに調整することにより、
季節性も右肩上がりになるので自然です。
最初、
未入力の状態で、最終月の数量がやたら大きい場合があります。
しかし、他の各月の季節性を順番に入力していくと、
最終的には自然な数量になります。
それでも、ちょっと最終月の数量が大きい場合は、
最終月の季節性を少なめにするなどして調整してください。
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敷金は設備資金ということですが、
礼金や前払いの家賃も設備資金になりますか?
礼金や前払いの家賃は運転資金となります。
家賃は事業を回すために毎月毎月必要なもの、
礼金は家賃と似たようなもの、とお考えください。
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原価150円の商品があり、ひと月に1万個売ろうと考えています。
いくらで売れば良いと思いますか?
損益分岐点売上から必要な売価を求めることができます。
ひと月に人件費や水道光熱費、家賃などの固定費が
仮に合計100万円かかるとした場合、
利益がゼロになる売上(損益分岐点売上)は次のとおりです。
売上-原価(変動費)-固定費=利益ゼロ
↓
売価×1万個-原価150円×1万個-固定費100万円=利益ゼロ
↓
売価×1万個-原価150万円-固定費100万円=利益ゼロ
↓式を整理して
売価×1万個=250万円
↓よって
売価=250万円÷1万個=250円
250円で1万個売れば利益はゼロ、トントンになります。
売価250円×1万個-原価150円×1万個-固定費100万円
=250万円-150万円-100万円=利益ゼロ
確かにそうなっています。
つまり、利益が出て、事業として成り立つには、
売価を250円よりも高く設定する必要があります。
では、売価を1つ5,000円にしても良いかというと、
もちろんそうではありません。高すぎると売れませんので、
後は競争相手やお客様の様子も見ながら、
最終的な売価を決める必要があります。
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個人事業主の場合、人件費に個人事業主への給料は含まれないんですか?
含まれません。
個人事業主の場合、事業主が誰かから給料をもらうわけではないからです。
売上マイナス経費で残った利益(所得)の
全てが個人事業主の取り分となります。
何が人件費になるのか、まとめると次のとおりです。
▼会社として創業融資を申し込む場合
会社は経営者に給料を払います。
人件費には役員への給料(役員報酬)が含まれます。
人件費=役員報酬+従業員給料となります。
▼個人事業主として創業融資を申し込む場合
個人事業主は自分自身に対して給料は払いません。
人件費には個人事業主への給料は含まれず、
人件費=従業員給料のみとなります。
創業計画書に個人事業主としての給料を書く必要はございません。
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道具を借りて事業を行います。
レンタル、リース料は設備資金ですか?運転資金ですか?
創業融資の創業計画書上は、
会社が所有する設備ではないので、運転資金に含めます。
Q&A一覧へ▲
減価償却費は運転資金の中に含めて記載すればよろしいのでしょうか。
運転資金も設備資金も「資金」とあるように、お金の使い道です。
減価償却費はお金が動かない経費ですので、
運転資金の中にも、設備資金の中にも含める必要はありません。
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「据置(すえおき)期間」って何ですか?
据置期間とは、借金の元本返済を待ってもらえる期間です。
据え置きしない場合とした場合を比較すると分かりやすいです。
▼5月に400万円借り入れ、年利4%、10年返済、据置期間なしの場合
10年=120ヶ月が全返済期間になります。
・毎月の元本返済額=400万円÷120ヶ月=33,333円
・元本返済のスタート月=6月(借り入れ月の翌月から)
・毎月の支払利息=400万円×4%÷12ヶ月=13,333円
・利息支払いのスタート月=6月
▼5月に400万円借り入れ、年利4%、10年返済、据置期間6ヶ月の場合
10年=120ヶ月から据置期間を除いた期間が返済期間になります。
120ヶ月-6ヶ月=114ヶ月が全返済期間です。
・毎月の元本返済額=400万円÷114ヶ月=35,078円
・元本返済のスタート月=12月(6月~11月の6ヶ月間は元本返済無し)
・毎月の支払利息=400万円×4%÷12ヶ月=13,333円
・利息支払いのスタート月=6月
以上のとおり、据え置きすると、
最初のうちは、元本返済がないので資金繰りは有利ですけれども、
据え置き期間終了後は、毎月の返済額が多めになります。
利息の支払い期間については、どちらも同じです。
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返済期間(借入期間)について教えてください。
設備資金100万円と運転資金500万円の合計600万円の融資を希望します。
返済期間は設備資金と運転資金の場合で長さが違いますけど、
どちらの返済期間を使えばいいですか。
この場合、運転資金の返済期間で申し込みます。
金額の多い方の返済期間で申し込みます。
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わたしのお店の商品メニューは
@500円から@5,000円まで何種類もあります。
商品を1つだけ買うお客様もいれば、一度に3つ買うお客様もいます。
この場合、客単価はどのように決めれば良いですか。
客単価とは、お客様1人が来店1回あたりに使うお金です。
商品の値段もさまざま、お客様が使うお金もさまざまという場合、
平均客単価を使います。
「お客様1人1人の使うお金はさまざまだけど、
平均すると3,000円くらいかなあ」
と思い切って決めてしまいます。
もし売上の実績がある場合は、
1日やひと月の売上高÷来店客数=平均客単価
という計算で求めることができます。
できるだけ事実に近いと思う平均客単価を、設定してください。
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創業計画書が完成したので、
あとは公庫または保証協会に申し込むだけとなりました。
提出先指定の申込書を作成しています。
その中で「借りたお金の使いみち」という、数字を記入する項目があります。
どのように記入すれば良いですか。
融資の使いみちは設備資金を優先します。
設備資金は見積書があって、使いみちがはっきりしています。
運転資金よりも金融機関の印象が良くなるからです。
そ例えば、創業計画書の数字の部分で、
■資金の調達方法=自己資金200万円+融資400万円=600万円
■資金の使いみち=運転資金320万円+設備資金280万円=600万円
と記入しているとします。
この場合、融資400万円の使いみちは、
設備資金280万円+運転資金残り120万円とします。
別のケースとして、創業計画書の数字の部分で、
■資金の調達方法=自己資金200万円+融資400万円=600万円
■資金の使いみち=運転資金100万円+設備資金500万円=600万円
と記入しているとします。
この場合、融資400万円の使いみちは、
設備資金のみ400万円とします。運転資金は0円でかまいません。
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エクセル「創業計画書を自分で作る!」の最初に
「年間営業日数」を設定しますけど、
休業曜日だけではなく、祝祭日なども含めたリアルな営業日数にしたいです。
当社は日曜日とお盆、正月が休みです。どうすればよいですか。
祝祭日などを含めた営業日数を、
自由に直接入力することができます。
例えば、日曜日がお休みの会社の場合、
フィルタで日曜日のチェックをはずすと、
営業日数は313日となります。ここから祝祭日の日数を引きます。
「お盆と正月でだいたい10日は休みたい」
と思ったら、313日-10日=303日を営業日数とします。
「313」を削除して、「303」をセルに直接入力します。
あくまで予定なので、303日ではなく、
キリ良く300日でもかまいません。
上記のセルを削除してしまうと、
営業日数の自動計算機能は失われてしまいます。
もう一度自動計算したい場合は、改めてエクセルをダウンロードしてください。
営業日数をご自身で直接入力する場合であっても、
緑色のセルの「開業年月日」は必ず入力してください。
ここで入力した「開業年月日」が
創業計画書や資金繰り表で表示される「開業年月」になるからです。
ちなみに、日本における年間祝祭日の日数は、
元日を含めて16日または17日です。
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個人事業主の場合、
かかる税金は法人税ではなく、所得税だと思います。
エクセル「③返済に必要な売上利益と見込み売上利益との比較」の
「法人税等」をどのように変更すればよいですか。
おっしゃる通り、所得税です。
「法人税等」を以下のように「所得税等」に変更してください。
ここで変更すれば、他の部分も自動で変更されます。
また、税率も変更します。
法人はざっくり税率40%で大丈夫ですけれども、
個人事業主の場合は、以下の税率を参考にしてください。
■年間税引前利益が300万円以下→税率20%
■年間税引前利益が300万円超900万円以下→税率30%
■年間税引前利益が900万円超→税率40%
この税率もざっくりですけれども、問題ありません。
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個人事業主で開業予定です。
数字の部分のエクセル入力を進めていきました。
「エクセル説明書 ③返済に必要な売上利益と見込み売上利益との比較」で
必要な税引後利益は年間100万円でした。
見込み税引後利益は、これを少し上回っていれば良いですか。
個人事業主の場合、
売上-経費=利益が事業主のもうけとなります。
生活費や借金返済に使えるお金となります。よって、
利益が生活費と借金返済をまかなえる金額
である必要があります。
100万円を少し上回る程度だと
借金を返済できても生活できないため、
「この創業計画書は現実的でない」
と思われてしまいます。
個人事業主の場合、
借金返済に必要な税引後利益+生活費<見込み税引後利益
となるように、見込み税引後利益を多めにする必要があります。
返済に必要な税引後利益が100万円で、生活費が400万円必要なら、
見込み税引後利益を500万円程度にする必要があります。
Q&A一覧へ▲
返済期間はできるだけ長くしたいです。
返済期間の長さは融資判断に影響しますか。
返済期間は短い方が良いです。
起業してから5年後、生き残っている会社は半分以下といわれます。
このため、金融機関は創業融資をできるだけ早く回収したいと思います。
運転資金は5年以内、
設備資金はその設備が使える年数が目安となります。
長めに申し込んだからといってNGにはなりません。
その後の審査面談で交渉となることがあります。
もっと短い期間で返済できないか、提案を受けます。
また、追加融資という点でも、短い方が良いです。
返済期間を長くして、現状の借金がなかなか減らない状態だと、
「まだ追加融資は早い」として、不利になることがあります。
今後、追加融資を考えている方は短めにしておきましょう。
Q&A一覧へ▲
上のQ&Aで、返済期間は短い方が良いということでした。
では、返済期間は1年でも良いですか。
事業には自信があります。利益を出してすぐに返せます。
返済期間1年でも問題ありません。
しかし、1年だと毎月の返済額が多額になります。
思ったように売上利益があがらず、
滞納や返済不能に陥った場合、
信用が大きく傷つきます。
1年で返済できると思っても、
念のため返済期間は長めに、3年以上にしておきましょう。
そして事業が予定通り、順調にすすんだら、
その時に、前倒し1年返済に切り替えれば良いです。
Q&A一覧へ▲
売上の見込み方法について教えてください。
小売雑貨店を開業する予定です。
日本政策金融公庫の創業計画書記入例をみると、
■面積1㎡あたり1日売上×床面積㎡=1日売上見込み
■1日売上×年間営業日数=年間売上見込み
と載っています。
お店の床面積は大きくないですし、
面積で売上を見込む方法はなんだかしっくりきません。
融資を得るには絶対に面積で見込まないとダメですか?
日本政策金融公庫の創業計画書記入例は、あくまで例です。
必ずこの方法で売上を見込んでください、と言うわけではありません。
ご自分がしっくりくるやり方で見込めば良いと思います。
公庫記入例と異なる方法で見込んだとしても、
その方法を選んだ理由を説明できれば、
融資審査で不利になることはありません。
雑貨店の場合、商品の価格には幅があると思います。
客単価×1日あたり客数=1日売上見込み
とするのが分かりやすいと思います。
当事務所でも以前、
雑貨店開業の方を支援しましたけれども、
客単価を使って売上を見込みました。
問題なく融資を得られております。
他業種を含め、
床面積を使って売上を見込んだことは一度もありません。
Q&A一覧へ▲
自治体窓口の制度融資、創業融資を申し込んでいます。
経営相談員である中小企業診断士のアドバイスを受けています。
創業計画書の数字の部分で、
資金の調達方法と使いみちは以下のとおり、
左右同額にする必要がありますよね?
ところが、中小企業診断士は
「左右同額にならないように注意」
とまったく正反対のことを言ってきます。
いったいどちらが正しいのでしょうか。
この件でいえば、
中小企業診断士が間違っています。
自治体窓口であっても、
最終的には信用保証協会が書類を見て、保証の判断をします。
信用保証協会は資金の調達方法と使いみちについて
左右同額にするよう説明しております。
会計士、税理士も同様ですけれども、
中小企業診断士にもいろんな人がいます。
間違うこともあります。
明らかな間違いであっても、
相談時は中小企業診断士の言うことに大人しく従いましょう。
後から銀行や信用保証協会の方に指摘されるかもしれませんが、
その時に直せば問題ありません。
Q&A一覧へ▲
公庫と信用保証協会の創業計画書の数字の部分、
資金の調達方法とお金の使いみちの中で
運転資金は3ヶ月分程度に抑えた方が良いということですけど、
絶対に3ヶ月分でないとダメですか。
事業が軌道に乗るまでに半年程度かかるかもしれません。
半年分程度の運転資金で融資を申し込みたいです。
半年分でも大丈夫です。
3ヶ月は目安です。
事業内容によっては軌道に乗るまで半年かかることもありますし、
どの業種も軌道に乗るまで半年程度かかるという話もあります。
実際、当事務所が支援したお客様でも
運転資金半年分以上で申し込んで、
問題なく融資を得られた方がいらっしゃいます。
しかし、運転資金1年分はちょっと長すぎです。
減額される可能性があります。
Q&A一覧へ▲
信用保証協会の創業計画書「損益計画」の
2年目以降の売上ですけれども、1.1倍程度で良いのですか?
2倍、3倍にした方が業績アピールになって良いと思うのですけれども。
逆効果です。
根拠もなく売上を2倍、3倍にしてしまうと、業績アピールになるよりむしろ、
「適当に数字を作っているのでは」と疑われてしまいます。
金融機関側では、そのような数字は信用せず、1年目売上の横ばいとして扱います。
であれば、最初からほぼ横ばいの数値を作って提出した方が良いです。
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創業計画書の数字の部分、
月次創業計画書や資金繰り表は1年分だけ作成すれば大丈夫なのでしょうか?
「3年分のシミュレーションが必要」
「最低5年分はほしい」
という話も聞きます。情報がたくさんあって混乱しています。
長ければ良いというものではありません。
1年分で十分です。
当事務所の支援では、
みなさま1年分の月次創業計画書および資金繰り表のみ作成して頂いておりますけれども、
問題なく融資を得られています。
実績もない状態で、2年目以降の細かい数字を予測しても意味がありません。
2年目以降の数字は1年目の数字を前提としているため、
1年目がズレると2年目以降も全部ズレてしまうからです。
例えば、
1年目は売上1,000万円、
2年目はその1.1倍=売上1,100万円
3年目はそのまた1.1倍=売上1,210万円という創業計画を立てたとします。
そして、
1年目の売上実績が計画に届かず、800万円だったとします。
2年目と3年目の売上計画も減少修正する必要がありますし、
1.1倍という増加率も見直す必要があるかもしれません。
最初に立てた2年目、3年目の売上計画は無意味となります。
無意味な書類は最初から提出しない方が良いです。
1年目の実績が計画どおりにいくことは、ほぼありません。
細かい月次創業計画書や資金繰り表は1年目だけで十分です。
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6月から飲食店を開業します。
しかし、8月はほとんど売上が立たないため、
ひと月まるまる営業を行わないつもりです。
家賃は発生しますけれども、
従業員給与や水道光熱費は発生しません。
このような場合でも
「創業計画書と資金繰り表を自分で作る!」のエクセルは使えるのでしょうか。
使えるなら、どのように入力すればよろしいのでしょうか。
少し工夫する必要がありますけれども、使えます。
▼「営業日数」シート
365日から年間60日ほど休むとして約300日、
そこから8月の日数31を除いて、営業日数を270日とします。
「270」をセルに直接入力します。
開業日は「20××/6/1」と入力します。
▼「創業計画」シートの「①売上高と費用の見込み」
売上高と変動費は、通常どおり、単価と1日あたり平均数量を入力します。
固定費に少し工夫が必要となります。
8月は営業しないため、年間営業月数は11ヶ月です。
年間にかかる経費は
・給与手当=ひと月5万円=年間55万円(5万円×11ヶ月)
・水道光熱費=ひと月3万円=年間33万円(3万円×11ヶ月)
・地代家賃=ひと月10万円=年間120万円(10万円×12ヶ月)
となります。
エクセルの固定費入力欄は、ひと月分の金額を入力すると、
それが×12ヶ月=年間金額と自動計算される形です。
そこで、いったん、以下のように入力します。
・給与手当=年間55万円÷12ヶ月=458,333円を入力
・水道光熱費=年間33万円÷12ヶ月=27,500円を入力
・地代家賃=年間120万円÷12ヶ月=10万円を入力
給与手当と水道光熱費は、11ヶ月分の年間金額となります。
給与手当が端数処理の関係で数円ズレますけれども、問題ありません。
▼「創業計画」シートの「④季節性の設定」
8月の季節性をゼロにします。
売上と変動費もゼロになりますので、8月は営業しないということになります。
▼「創業計画」シートの「⑥創業計画の調整」
ここで固定費を実際の数値に調整します。
給与手当と水道光熱費の8月金額を削除し、
他の月をそれぞれ実際数値にします。次のとおりです。
年間数値は給与手当=55万円、水道光熱費=33万円となり、11ヶ月分です。
以下「創業計画」シートの入力は、通常どおりとなります。
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ホームページからエクセルソフトをダウンロードして
開いてみたところ、どうもボタンの図形が変な気がします。
以下のように、ボタンの中の文字が見えません。
どうすれば直りますか?
エクセルのバージョンは2013です。
エクセル自体に原因があるようです。
修正方法は単純です。
ボタンの大きさを調整して、文字が見えるようにします。
一度修正するだけですし、ボタンの数はそれほど多くないので、
手間はかかりません。
▼大きさを直したいボタンを右クリックします(左クリックではありません)。
▼下図のように、白丸のついた枠があらわれ、大きさを調整できる状態になります。
白丸にマウスの矢印を合わせると、大きさを調整できます。
▼ボタンの場所を動かすこともできます。
白丸部分以外の枠にマウスの矢印を合わせると、矢印が十字矢印に変わります。
クリックしながらマウスを動かせば、ボタンの場所を自由に動かすことができます。
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飲食店の原価率は30%が妥当といわれるように、
減価償却費も売上の何%までとか、妥当な水準ってありますか?
ありません。
設備や機械にお金をかけている会社は、減価償却費が大きくなり、
逆の会社は、それが小さくなるというだけです。
会社の設備投資方針によってさまざまです。
他社や業界平均と比べて減価償却費が大きくても、
利益が出ていれば、問題ありません。
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オフィス365エクセルを使っています。
このホームページの説明通りにマクロを有効にしてみました。
でも、マクロが反応しません。
どうすれば動くようになりますか?
オフィス365エクセルのセキュリティが強化されている関係で
マクロを動かすためには、もうひと手間必要です。
マクロを組み込んだエクセルデータが
「信頼できる場所」の中に保存されていないと動きません。
現在のエクセルデータ保存場所を
「信頼できる場所」に変える必要があります。
以下、その方法を説明します。
マクロデータはデスクトップ上のフォルダに保存されているとします。
▼まず、マクロの設定が有効であることを確認します
▼信頼できる場所を追加します
「ファイル」の中の「オプション」→「セキュリティセンター」を選びます。
↓
「セキュリティセンターの設定」ボタンを押します。
↓
「信頼できる場所」のところで「新しい場所の追加」ボタンを押します。
↓
「参照」ボタンを押し、信頼できる場所に「デスクトップ」を選んだうえで
「この場所のサブフォルダーも信頼する」にチェックを入れます
↓
OK
これでデスクトップ上のすべてのエクセルマクロは動きます。
データがデスクトップ以外にある場合も、
「新しい場所の追加」でそこを選べば、マクロを有効にできます。
先ほどまで動いていたのに、突然動かなくなったという場合は、
次のQをごらんください。
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オフィス365エクセルを使っています。
先ほどまで、ソフトは問題なく動いていました。
しかし、突然「操作サポートをしていません」という
エラーメッセージが表示され、動かなくなりました。
どうすれば動くようになりますか?
オフィス365で使えるエクセルは2種類あります。
■1.Webブラウザ(クラウド)上のエクセル
■2.デスクトップ上のエクセル
どちらも画面上の見た目はほとんど同じです。
当事務所が提供するエクセルソフトは、デスクトップ上のエクセルで動きます。
Webブラウザ(クラウド)上のエクセルは、マクロに使用制限があるため動きません。
オフィス365上で2種類をいつでも切り替えることができます。
切り替え方法は、以下リンク先をごらんください。
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